映像に宿る宗教、宗教をうつす映像

映像に宿る宗教、宗教をうつす映像

カメラは信仰に迫れるか!!映像はどこまで宗教に迫れるのか!!映像は宗教を超えられるか!!

映像がかんたんに生みだされ、あふれかえる現在、映像の聖性は、宗教の聖性とともに新たな転換期を迎えているのではないか。身近な風景が携帯電話でも撮影・編集され、配信・視聴される。宗教も編集や再編集(リミックス)の対象からまぬがれない。映像にとじこめられた宗教から、神秘体験のアウラは奪いとられるかに思われる。しかし、もともと映像とは目に見えないものを現前させる装置ではなかったか。

(出版社HPより引用)

担当箇所:
コラム「音が変えるモノの見方 ―フィールドレコーディングの経験から」(pp.135-137)