J​ō​gashima

これは城ヶ島という小さな島のサウンドスケープの録音である。城ヶ島は神奈川県三浦半島の最南端、西端に位置する。東西1.8km、南北0.6kmの菱形の島で、半島とは橋でつながっている。江戸時代末期（1603～1868年）、ペリーと有名な黒船が東京湾に来航したときから、この島は沿岸防衛の戦略的要衝として機能していた。明治時代（1868年～1912年）から第二次世界大戦が終わるまで、島を含む半島は要塞だった。戦後、特に60年代から70年代半ばまで、島は多くの観光客を惹きつけた。70年代半ばから観光客の数は減少している。

島の北岸にある三崎港には、貨物船、漁船、小型フェリーが停泊している。港には住宅、土産物店、レストラン、ホテルもある。城ヶ島灯台は北海岸の西端に立つ。島の南海岸は太平洋に面しており、より自然が残っている。城ヶ島公園は南海岸の東半分を占めている。城ヶ島公園を東に抜けると粟崎に出ることができる。西には小さなビーチのある赤羽根崎（岬）がある。粟崎と海岸の間には断崖がある。赤羽根崎には馬の背洞門と呼ばれる天然の岩のアーチがある。