拡張するイメージ:人類学とアートの境界なき探究

拡張するイメージ:人類学とアートの境界なき探究

《「イメージ」に何ができるのか? 》
ケニアと日本をつなぐ洗濯物、風を可聴化するハープ、コロナ禍を経た展示──。
アートと人類学が切り結ぶ場所で、まだ見ぬイメージの可能性を考える11人の、研究、制作、展示をめぐる実践と思考。(出版社HPより引用)


【目次】

◆はじめに……藤田瑞穂、川瀬慈、村津蘭

第1部 拡張するフィールド

■村津蘭……妖術と人類学の喚起、その拡張

■ふくだぺろ……具象のポリフォニー──音―イメージ知性の特徴とダイアローグ

第2部 隔たりなき表現活動──制作と研究

■西尾美也……生を変容させるアートプロジェクト──《感覚の洗濯》の着想から記録方法まで

■柳沢英輔……エオリアン・ハープの実践を通して再構築される身体と環境の関係性

■鼎談〈西尾美也×柳沢英輔×藤田瑞穂〉……芸術実践と学術研究をつなぐために

第3部 表現と社会──不可能を超えるイメージ

■奥脇嵩大……私は鹿で太陽で、そして私たち──近年の志賀理江子による協働を介したイメージ実践の可能性

■佐藤知久+矢野原佑史……社会性の芸術──映像が媒介する接触と波動について

第4部 映画におけるイメージとその拡張

■金子遊……ゾミアの遊動民──映画『森のムラブリ』をめぐる旅

■小川翔太……証言者の沈黙をめぐる映像作家の表現(コトバ)──映像/イメージ

第5部 イメージの脈動

■藤田瑞穂……パンデミック後のイメージの行方──「静のアーカイブ」から「動的イメージ」へ

■川瀬慈……イメージの吟遊詩人

◆おわりに

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